自分が好みのタイプのALL ON 4

自分は、やがて心筋梗塞を起こして死んでしまうかもしれない。
糖尿病の結末というのは血管障害の危険が高く、そこまでに至る過程のなかで自分がいまどこにいるのかを、つねに意識していただくことが重要なのです。
A選択の意味を把握する糖尿病の治療法は、すでに述べたように基本的な流れがあります。
そのなかで個人によって、段階によって選択肢があります。
薬を使わないでいくか、使うならどういうものを使うか、一挙にインスリン注射にするか。
こうした選択は医師が行なうわけですが、なぜそういう選択になるのか、どうしてそれが最善だと思われるのかということを、患者さんも把握しておくことが大切です。
そのためにはもちろん、医師が患者さんに十分に話をしなければなりません。
医師としては、選択の決定を患者さんと一緒に行なっていくことが大切になってきます。
B具体的なフィードバックを受ける糖尿病の治療は、長く続くものです。
患者さんに「耳にタコですよ」と言わせてしまう原因の一つがそこにあります。
患者さんは、暗閣のなかで手探りしながら治療を続けているように感じるから、「そんなことはもう耳にタコですよ」という心理になってしまうのです。
つまり、具体的に血糖値などの数値がどこまでいけば薬が減らせるのか、など具体的で段階的な目標を、いつも患者さん自身が意識していることが大切になります。
それは、医師が、検査による具体的な数値を患者さんにこまめにフィードバックすることによって可能になります。
C強制と自主性をあわせた柔軟性結局、食事を守っているか守っていないのかということは、患者さん本人しかわからないことです。
医師は、患者さんにぴったりくっついて生きているわけにいきませんから。
だから糖尿病の治療というのは、基本的に患者さん本人の自主性にまかせられているものです。
しかし、まかせてばかりいられない場合もあります。
急に目が悪くなってきた、急に血糖値の戻りが悪くなった。
そんなときは「この薬を飲んでください」とか「食事を守ってください」と言って患者さんにまかせてはおけません。
すぐに強制的にでも入院してもらい、ニ足の生活条件のもとでデータを見て、本当に糖尿病が悪くなってきたのか、それとも一時的な生活の乱れなのかを見きわめ、最も適切な治療方法を決めていかなければなりません。
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